




「あれ?おやつ1つ足りない?ちょっと待っててね」
夏休みが終わって久しぶりに会うのがうれしいのか
ここのところ放課後我が家へ集まってくる小4長男のお友達。
玄関が靴でいっぱいになるほど。この間は男の子3人に女の子3人。
今日は長男のほかは4人の女の子だったのが、いつの間にか男の子1人追加。
「○○ちゃん家へ行ったらもう遊びに行っちゃってたから、そうたろう君家に来たの。」
学校の方針でおうちの人が昼間居ない家へは行かないことになっているらしく、
ママが家で仕事をしている我が家は遊び場に選びやすいみたい。
といっても私もおやつを用意したら、あとは仕事に入ってしまうけど。
皆でゲームやったり漫画よんだり・・・だいたい主導権は女の子が握ってるようで実ににぎやか。
そのうちいつの間にか家の中が静かになったと思ったら、今度は後ろの公園で鬼ごっこ。
それを見ていて、今更ながら手が掛からなくなったなぁと思う。
こんな風景も振り返ればあっという間なんだろうなと、先輩母たちの言うのが最近実感になってきたところ。
ン十年前(別にはっきり言ってもいいけど何となく)、当時ゼネコンの人事課に勤めていた私が使っていたのがオアシスという富士通のワープロ。
このキーボード、今のと少し違っていて、真ん中に左右の親指の定位置が決められてる。
細かいことは忘れたけど、確か両方の親指の位置は動かさないで、そこを基点に指の動きを省力化して入力する方法。「親指シフト」と当時のパソコンの先生が呼んでいた。
で、大昔のOA事情はともかく、折に触れこの「親指シフト」を思い出す機会があった。
「私の仕事のやり方」のイメージが、それに近いものだったから。
気弱な私は仕事での親指の位置を動かすことができない。
何かが予定通り動かなかったときに、ダメージを受けない場所まで戻ることを前提に仕事をしているようなところがある。ゼロではなくあくまで親指の位置まで戻るということ。
イベントもさまざまな企画もそのあとの仕事に影響が出ない範囲か気になるし、そんな小さな動きの連続の中でお客様と関わってきた。
それが良いか悪いかわからないが、親指を基点からはずした大きな一歩は今後も歩めそうもない。
この心配性の性格が変わらない限り、これからも私の「親指シフト」は変わらないんじゃないかな。
それが私にとって一番信頼を守れるスタイルだから。
朝から何だか元気だなあ・・・なんでだろう?
熟睡したから?いつもだし、たんぱく質をしっかり取ったから?取りすぎて太ってきたし。
忘れていたら、窓から入る風にのって、一瞬キンモクセイの香りがした。
ああこれだ! 本物のキンモクセイはこんな暑いときにはまだ咲かない。
新しくしたヘアトリートメントの香りがキンモクセイだったのだ。
なぜキンモクセイで元気になるかですって?
だってその香りがするころ作品展の季節がやってくるのだもの。
空気が冷たく澄んだころ花が咲いて、ドライアートの季節が来たことを教えてくれる。
生徒さんたちが創造力の限りを尽くす作品制作のシーズンは、教える私たちにとっても体当たりの季節。
たいへんだけど、ここをがんばらないとね・・・・・・何のことはない、キンモクセイの香りを嗅ぐとパブロフの犬よろしく元気になってしまうのだ、私は。
あ~なんだか単純な自分を発見。
本物の花が咲く前に力尽きちゃわないようにしないとね!
気をつけよっと、このトリートメント・・・。
街中を車で走っていて、交差点を信号で止まった。
ふと、横にあるお店の基礎を打つコンクリートに何か書いてあるのが目に入った。
そこには「1986年7月」の文字と、大きな手のひらの跡
そしてそれを囲むように小さな手のひらの跡が2つ型押しされている。
お父さんと子供が2人かな、それとも小さな子の両手かな?
それから20数年。
いつも大きいダンボールを運んでいる男性が小さいほうの手の主かしら?
その間ほんの数分。信号が青に変わって発進、
毎回通る道で意外な発見をした気分・・・。
仕事である事を覚えなければならなくなってマニュアルを読む。
普段なじみのない分野のせいか、それとも理解力の乏しさのせいか、
さっぱり頭に入らない。
その会社のホームページのFAQのコーナーも読むが、充実しすぎて訳がわからない。
細かい説明ばかりで全体像がつかめないのだ。
で、「読むのはやめ、お話しよっ」と思い、サポートセンターに電話した。
電話に出た女性のオペレーターは対応のプロ、話す言葉も立て板に水。
ところが私の口からつい出てしまった第一声は「初心者で、何をどうしていいのかわかりません。」
想定外の質問だったことは、彼女の「は?」とその後のしばらくの沈黙でわかった。
聞いてはいけない質問だったことに気づいて、無理やり昨日作業の際立ち往生してしまった具体的な内容に話を移した。
結果は「読むより話すが安し(坂本作)」、具体的な話をつなげてほんの少し解決の方向に向かっていることも、また相手のオペレーターがほっとしているのも感じた。
ただ最初の質問「初心者で、何をどうしていいのかわかりません」、これって誰でも通る感情の割には、意外とどこでも無視されているのではないかなあ。
答えるほうは常に2番目から後の具体的な質問を想定していて。
私たちのレッスンも「はじめて○○するお客様の、言葉になる前の不安」をきちんと整理してお返ししているか気になった。今度このことについてスタッフと話してみよう。
高校生の長女の2学期もいよいよスタート!
ふ~~ん、とのんきに構えていられないのは、
同時にお弁当作りもスタートするからだ。
(たった1個のお弁当で何を騒ぐか)
一時期中国ギョウザで神経質になって、ミートボールから何から全部一から手作りに挑戦してたけど、あ~私には無理!
長女に「安全性は絶対とはいえないけど美味しい冷凍食品と、かなり安全でも味はちょっと落ちる全部ママの手作り、どっちがいい?」と聞いた。
すかさず「冷凍食品!だって美味しいんでしょ」だって。
まあわからんでもないが・・・。
ということで、ちょこっとだけ使っても良いことにしたんだ!冷凍食品。
玉子焼きにプチトマトに庭のパセリを摘んで、今日も彩りだけは完璧だわ!
セキセイインコが唯一のペットだった我が家に新人さんがやってきた。
クワガタムシ。
友人が人にもらったのだがそこの男の子はムシがダメ。
で、ムシ大好きの長男が譲り受けた。
クワガタといっても「飛んできたのを捕まえた」らしく体調4センチくらいのかわいらしいの。
昼間は寝ていて夜になるとおきてきて静かにムシゼリーをお食事する。
あまり感情表現はしない(あたりまえか)
最初木片の下にもぐって寝ていたところを長男がつまみあげた。
すると次の日は寝場所を変えて、えさの近くの地上で休むことにしたらしい。
地上で寝るのが数日続いたころ、またもや長男につまみ上げられた。(おちおち寝てられない)
するとその日から再び木片の下で就寝・・・。
う~む、コヤツなかなか学習能力があるのう、感心感心。
「俺のことにかまわないでくれ!」と言ってか言わずか、
睡眠不足ぎみのクワガタは今日も我が家のアイドルである。
こんな小さな仕事をしていても、入ってくる情報はたくさん。
自分から集めたものやそうでないもの、
気にしなければ情報にもならないけれど、気にしたとたん気になってしまうものなどいろいろ。
情報も「縁」だと思う。
今でなければ、もっと先なら使えるかもしれない・・・それは縁がなかったとあきらめる。
今の私に消化できて実践できるものを選んでいくと、
必要な情報は結構少ないんじゃないかな。
平日は周りも動いているので、やらなければいけない仕事が優先になるけれど、
土曜日は自分の周りにフェンスを作る日としよう!
何も入れない。今いる足元を確認する。
集めて使わなかった情報が自分のコンプレックスの裏返しと自覚する日。
「これさえできるようになれば・・・」なんてね。
さて、急に寒くなって子供がおなかを出して寝ていないか気になる夜。
情報はストップできても週末にフェンスを侵食してくるのは「ママ業」だったりするんだ。
「あれ?ない! 確かにここにあったのに・・・」
小学4年の長男が何を探しているかといえば「クモの巣」
彼が夏休みの自由研究の課題に選んだのが「クモの巣のはりかた」
どうやって足場のないところにあの芸術的な「巣」を張るのか、手順を見ようというもの。
何の道具も必要ないが、結構忍耐力を要する。
クモは同じ場所に何回か巣を張るというので、まずは今ある「巣」を壊すところから。
観察するクモを3箇所くらいに絞り、時間を決めては見回って建築状況をデッサンしていた。
家族も休みで、モノポリーとか人生ゲームとかしているときに、
「ちょっと待ってて」といきなり観察タイム。
クモのほうも気まぐれだから、長男の都合の良いようには進んでくれない。
3匹中たった1匹だけが少しずつ糸をかけていたみたい。
夜に周りが良く見えなくなったころ「完成してた!すごいきれい」と帰ってきた。
デッサンは明朝することにして・・・
ところが翌朝見ると冒頭の景色。
あったはずの巣はクモもろともきれいになくなっている。
周辺にたくさんあったクモの巣も一掃されている。
小鳥の襲撃にあったようだ。
クモの巣はえさを捕獲するには効率の良い仕組みだけれど、
小鳥から見ると「自分はここにいます」と教えているようなもの。
実はクモも緊張しながら巣を張っていたんだね。
食物連鎖を目の当たりにした長男はぼうぜん・・・。
せっかくの観察も一からやり直しになりました。ごくろうさまです。
右腕を斜めに横断するように同じ間隔でほくろが4つ並んでいる。
それぞれの間隔は5センチから6センチ。
これって私が細胞分裂したときのあしあとかもと思って、
その4つのほくろの行き先をたどる・・・。
見つけた!
右の肩甲骨の下に同じ向きで4センチ間隔のほくろが3つ。
友達に「私、細胞分裂したときの名残があるの」と見せたら
「しみじゃない?日焼けの。」
ガ~~ン
生まれた時のあしあとじゃなくて、衰えのあしあとだったのか・・・
でもまだ納得できなくて、今度病院に行くことがあったら
お医者さんに聞いてみようと思っている私。


