




実家の父が久しぶりに来て、一緒に買い物に出かけた。
私が運転し父は後部座席に座って対角線に親子の会話。
耳の遠い父に聞こえるようにかなり大音量でおしゃべり。
仕事の話になったら、あれ?父との会話はいつも
こんなに面白かったかな?
私の仕事を取り巻く状況についてと、
父が仕事を通して経験してきた状況について
初めて共通の視点にたって話をしていた。
ちょっとまってメモ用紙とペン、という気分。
親子ではなくて人生の先輩と後輩としての会話が
成り立つ年がきたのかな・・・。
記録すれば痩せるって書いてあったから
グラフまでコピーして
壁に貼って、体重はかって
線引いて・・・。
現在地を中央に設定して始まったのに、
すでに線がグラフの天井を突き抜けてしまった。
美容院で店長さんにその話をしたら
「少しくらい太っていた方がいいですよ」。
いえいえ、もうそのレベルではなく・・・。
子供のころ、いつもとはちがう道を行くのが好きだった。
(通学路から外れるのは、今だったら怒られる?)
細い道や先の見えない曲がりくねった道、大好き。
いきなり行き止まりの壁になったり。
大人になるとなかなかできないなあと。
効率のことを考えるし。
でも、気分は「寄り道」したいと言っている(笑)。
大人になってからの「寄り道」は、
自分で道を作らないといけないのがちょっとやっかいだわ。
やりたいこと、やらないとと思っていることを
リストアップ・・・してきていた。今までは。
ところがどうも最近消去法が性に合わなくなってきたみたい。
リストアップできなくなってきた。
「その最初に出した選択肢、前提はそれでいいの?」と
内なる声が聞こえてくるようになったから。
そんなこと言われたら最初からつまずくじゃない(笑)。
自分の中での世界観の作り方が
変わりつつあるあるのかな・・・。
全部出して整理して…じゃないとしたらどうすればいいんだ?
昨日のレッスン時に学生時代の話になった。
「つい得意なことで進学を決めるから
入ってみたら面白くなかった」・・・という話。
私が日本文学科で古文ばかりやっていて、
つまらないから落語と歌舞伎に明け暮れていた話をすると、
ある生徒さんは
「本当は美大に行きたかったけれど、
目指す勇気がなくて英語の方へ行った」とか。
またスタッフは「経済学部の経営科に進んだけれど、
本当は私は日本文学に行きたかった」。
彼女はやっぱり文字に親しんでいたかったのかな、
今では校正のプロとしても活躍している。
それを聞いていたほかの生徒さんは、
「私は美大に合格したけれど、学生紛争のさなかで
学校の中に入れず、4年間ジャズ喫茶通い(笑)」
と、こちらは少数派の好きな道に進んだほう。
お互い聴いていて、
「え~そちらの方が面白そう」と
レッスンを忘れて盛り上がった(笑)!
みんなひとつずつ駒がずれていたら
入りたい場所にすっぽり収まるわけだけれど、
大方の人が、その時好きな道を選ばなかったのはなぜなのでしょうね。
好きなことを追及するって、
それなりに覚悟と勇気がいるのね・・・と思った次第です。
この間みたケアハウスの大きな看板も・・・。
茶色と抹茶色の看板に
ありがちなおじいちゃんおばあちゃんのイラスト、
そこに毎日住むとなると、
う~ん、かなり反抗心がうまれそう、
では、孫から「おばあちゃん」とかかわいく言われたら
それはそれ、たぶん別物。
(微妙なんだな、きっとそのへんは)
そんなこと考えるようになったのも、
50歳に秒読みになったから?
一週間も、一か月も、一年も・・・。
To do listにすることを書いて
消していって、見返せばそれなりに仕上がっていて。
なんですが、この進んでない感はどこから来るのかなあ?
仕上がったことを味わう余裕が
あるといいね♪
レッスン終了後スタッフたちとダイエットの話になった。
あれがよい、これは駄目などなど、
みなさん果敢に挑戦している模様。
そこで実際のデモンストレーションもあったりして。
ついでながら久保先生の体の柔らかさにびっくり。
というか、そこにいるみんなが、
私の体の硬さにびっくり。
で、今日は教えてもらった「自衛隊式腹筋」をやってみる。
中島先生の家族はこれで痩せたとか。
私も頑張るのだ!
タイトルとは関係ないですが、
家のもっこうバラが満開です。
昨年父が超思い切って剪定したので
少なめな開花ですが、でも美しい♪
雨の季節は花がきれいに見えます。
セーフ~ッ!!!
今回のボストン近郊のアンティークフェアで
買い付けを終えた後、ニューヨークへ移動。
そこでもおおむね買い付けでしたが
時間を見てメトロポリタン美術館へ出かけました。
広大な館内を中澤先生と回るために
まずはパンフレットを見ながらプランつくり。
お互いの見たいテーマに丸印をつけます。
私の興味はヨーロッパの中世美術と
イコンなどのビザンチン芸術、
古代オリエント、アッシリアやヒッタイトやバビロニアの
ライオンのレリーフとか、あとイスラム芸術。
私のことを「マニアックな人」と笑う中澤先生は、
古代ローマの彫刻だとか。
お互いの丸が重なったのが唯一「服飾の歴史」のコーナー。
ではそこから見ようかと移動したら残念、
そこは閉鎖中。
でも係りの人が教えてくれた「服飾の企画展」が
アレキサンダー・マクイーンの回顧展で、
本当にコレクションで登場した100着ものドレスやアクセサリーに
圧倒され大満足。
すごい混雑の中「もう一度見よう」と意見が一致した私たち。
プレスや服飾関係のプロがひしめく中、
狭い通路を迷子にならないように手をつないで
ちょっと怪しい観光客でした(笑)。
インスピレーションの元を山のように浴びた中澤先生の
今後のアンティーク・クラフト作品に期待してくださいね!
そのあとお互いの見たいものをしっかり見て、
なんと6時間も美術館にとどまっていた私たちです。
こんな美術館めぐりでも
それぞれの個性は思い切り発揮されたのでした。