




つかんだ答えが正解じゃなくてもいいと思えるなんて、
大人になる醍醐味ではないかな?
選択肢は色々あるけれど、
どれを選んでもいずれ縁があれば行くところに行き、
出会う人に出会う。
その確信を得た事が
正解を見つけるよりずっと大事。
無駄になることは何もないのよね、
平等だなあって思う。
「ママずっと寝てたじゃない!」
いやいや寝てたのは移動中と大学の説明会の最中。
要するにつまらなかった部分。
オープンキャンパスに長女と参加。
卒業制作の発表も兼ねていて面白かった。
プレゼンテーションは作品に加えて映像も音楽も
当然のように用意されていて
荒削りながらも光っている。
対照的だったのは大学側の説明。
先の学生にプレゼンを教えた側のはずなのに
昔ながらの通り一遍ののやり方で残念だった。
それにしても、少し前までは
プロ中のプロ達が集まって作ってきた空間を、
「消費者として体感」してきた若い人たちが、
今度はそのまま表現する側にまわれてしまうのはすごい時代。
娘の進路はおいておいても、
私が見ていて楽しかった。
介護の仕事も兼務しているスタッフから聞いたお話し。
介護施設にいて言葉が話せなくなった人同士でも
お互いの感情だけは理解できるのだそう。
「あの人は私に対して好感を持っている」とかその逆とか。
これは結構驚きでした。
本来そうだと聞いていて、
でも日ごろ言葉で伝える事に四苦八苦している身には、
やっぱりそうなのかと。
本当は瞬時にわかるはずなのよね。
お互いの考えている事。
これもミラーニューロン?
電車にて一面の雪景色の世界に行く。
ところ変われば景色も変わる・・・
こんな当たり前のことも
ずっと同じ場所にいては気が付かないのよね。
かと思えば、
遠くばかり見えて足元が見えないときと
足元ばかりが見えて遠くが見えないときが交互にくる。
両方見えれば賢いのでしょうけど・・・
ハリネズミの針は背中だけに生えている。
おなかはピンク色で白い産毛が
ほわほわしているの。
今日、友人が小学生の息子に見せたいから
写真撮らせてというので、
寝起きのモリーを抱っこして見せた。
ピンク色の小さな前足でしがみついてる姿は
頼りなくて情けなくてなんとも愛らしい。
素手で抱いたら驚かれたが
これは私の過剰なコミュニケーションの賜物よ。
ホホホ「プラスの無条件ストローク」満載なのだ!
何でも練習すれば上手になる。
ただし、そこが問題。
それ、上手になっている場合なのかという・・・
それが問題。
同じところで練習を積み重ねて、
あるとき急に場所が変わるようなことが起きると
練習の成果にも変化がおきるのかも?
しかもそれは立ち位置の変化であって、
自分では起こしにくく外から強制的にやってくるみたいな。
抽象的。
立て続けに山ほどの刺激を頭に入れることになる。
難しいことから、忍耐力の要ることから、
楽しい事、考えさせられる事、残像の残るものまで
種類の違うものをほんとうに色々・・・。
脳が処理できると信じて。
いまさら言うまでもないけれど・・・たとえば、
祖父母の時代から比べればとてつもなく便利になってる。
(って書くのも当たり前で何か変?)
あれも出来てこれも出来て、
情報は玉石混合でも山ほど入ってくるし、
環境のせいで出来ない事はほとんどない。
だからといってこれから先のことはわからないし
今の自分に出来ない事はやっぱり出来ない。
この先も出来る事しか出来なくて・・・何いってるかわからない。
つまり、出来ない事は次の世代に託す諦めが大事かなって思った。
今できていることは祖父母の時代には
やりたくても出来なかった事で、
それは託されている部分があるんじゃないかなあなんて感じたものですから。
大それた事じゃなく、
祖父母と子供達の顔がそれぞれ浮かんだので。
育てるって、いずれあきらめるというか託すというか
そんな方向に行くのかなあって。
「こぼさないで食べてね」なんていう必要もはるか昔になくなったわけで、
次は・・・う~ん、言葉にするの難しいけど。
知らないで閉ざされた中で来てしまったために
間に合わせるのが大変。
これは交わりを持たなかったとかの意味ではなく、
今までは理解できなかったという事。
もちろんお花の世界の事ではなく。
50年近く生きているのだから
今までも何度も交差点はあったはずだけれど
私のほうに「知る準備」が出来ていなかった。
準備が少しずつ整ったかもしれなくて
でもだからといって直ぐに使えるものでもなく。
10代後半から20代はじめに受けた刺激が
その後30年もたって生きてくるように、
今回ももしかしたら30年後・・・80才だ!
(ちょっと遅すぎるかなあ)
カルチャーの作品展で一日体験レッスンコーナーを担当。
その隙間を縫って、太極拳の舞台発表をチラッとのぞく。
美しい・・・。
目に見えない糸で頭と腕と足が天井からつるされているみたい。
余計な力が入っていなくて、柔らかくゆっくりで、それでいて俊敏。
体の動きの美しさって
どんな衣装にも勝るのよね・・・。
そういえば中学の同級生が太極拳の全国大会に出場するって言ってた。
どうしたかな?