




すごーく涙もろい友達がいる。子供と行った映画の予告編で大泣きしてコンタクト流失、
残りの2時間を片目で見たという逸話の持ち主。
6年生の娘さんの卒業式が間もなくで心配。 「大丈夫?また大泣きするんじゃない?」
彼女「大丈夫、卒業式で流れる曲のCD買って、今から家で聞いて訓練してるの。
でもね~、イントロ聞いただけでもう涙がドゥワァ~~って来ちゃって大変!」
・・・・・・全然大丈夫じゃないみたい。
小学3年生の長男は家で読むのはもっぱらマンガだが、学校の図書館から好んで借りてくるのは怖い話。○○レストランシリーズ。(○○に入るのは幽霊屋敷とか、真夜中の学校とか、妖怪とか)
読み出すと一気に集中し話し掛けても返事もしない。
その様子を見ていると、子供のときってそうだったなあと思い出す。
いつもお世話になっているイタリアンレストランのメニューはとても多彩だ。
・・・と今すぐここで具体的なメニューを紹介できない記憶力のなさが残念だが、とにかく品数が多い。メニューを最後まで見るのが大変なくらい。
スクールのパーティーなどもここでお願いしているが、毎回違うメニューでどれもすごく美味しい。
我が家のテレビの上には6人の仮面ライダーがいる。
ゴム製のではなくて、陶器で出来ていて顔の部分がバネでぐらぐら動くもの。高さ10センチくらい。
それは何年かに一回、ある日突然やってくる。
昨日まで仕事にとって無くてはならないと思われたものが、急に不要に感じられて整理したくなる。
そうなると大変。もういても立ってもいられない。
大きなゴミ袋とビニール紐を手に、突然の格闘が始まる。
日々の暮らしの中で、デザインの参考になりそうなシーン、仕事のヒントになりそうな事がらを写真に収めたり、メモで残したりするのが習慣になっている。
デンマークに仕事で旅行に行ったりすると、それはもうフル回転になる。
どの一瞬も、どのシーンも残しておく価値があるから・・・。
子供を連れて1ヶ月間コペンハーゲンに滞在したときには、2000枚の写真と日記を残す事になった。
右手、人差し指の第2関節に、いつの間にか硬いタコができてる。
これって何のタコだっけ?
ペンダコ?・・・う~ん持たないなあ。
ハサミ? 包丁? 栓抜き? ホチキス? 手当たり次第チェック。でも心当たりなし。
ふと考え事をしているときに現場に遭遇。 あっ噛んでる!!
そう 犯人は私の前歯・・・。 キャー 歯型ついてる~
個人的に、何かにこだわって収集するという事が出来ない性質(たち)である。
そんなわたしが唯一熱意をもって集めたのが、色ガラスの破片。
小学校1.2年の頃だと思う。
喘息の発作ばかり起こして、家で寝ている事が多かったちいさい頃、枕元にはいつでも遊べるように、お気に入りの小物達を集めた箱が置いてあった。
その箱の中にビー玉がいくつか。
夜、蛍光灯に照らすと、いく筋もの光の線が見えてきれいだった事。
ガラスを通した色への興味は、そんなところから始まったように思う。
夫の実家が函館にあるため、毎年5月の連休には家族で帰函する。
北海道に帰るといったら、友人にマリモを買ってきて、と頼まれた。
どうするの?と聞いたら、「だって癒されるじゃない!」
天然か養殖か分からないが、生きているマリモを売っているので驚く。
直径3センチの大ぶりのひとつと1センチくらいのが2つ。
3個がガラス瓶に詰められて2100円。
渡した友人はとても喜んで、
聞くと「マリモ用の水槽を買って、子供と一緒にずっと眺めてる」。 幸せそう。